猫、ワクチンについて考える。
飼い猫は、飼い主がいるので多分ほぼ打っていますよね。
3種混合とかを毎年。。
ウチのニャンコ軍団も、我が家に来てから(といっても生後1ヶ月半で来ているので、生まれてずっとということになりますが…)ちゃんと打っていますよ。
生後2ヵ月で初めて。
その後1ヶ月で2回目。
その1年後に3回目。
ワクチンの副作用、副反応ってご存知ですか?
元気消失だったり、衰弱、食欲不振、発熱、嘔吐、ムーンフェイス、アナフィラキシーショック、肉腫などなど・・・
人のワクチンでも副作用があるように、猫にもあるのですよ。
確率的には、ネットなどによると1~2%くらいのようですね。
なので、ほとんどの猫ちゃんには出ない感じですかね。
仮に出ても、元気消失や食欲不振などの軽いものが多いようです。
信ちゃんは、ワクチンを打ってもいたって元気なのですが、
問題は咲ちゃんなのです。。

1回目のワクチンの時は、母猫の初乳による免疫がかすかに残っていたからなのか?ワクチン後も元気でしたが、
2回目のワクチンの後は、副作用が出ました…。
食欲がなくなり熱が出て元気も無く一晩中辛そうでした。
翌日にはかなり回復して、翌々日には回復したように記憶しています。
3回目のワクチン(先月の20日に打ちました)の後は、かなりひどい副作用でした。
午前中に打ち、その日の夜夕飯を半分くらい食べた後に激しい震えが来て発熱し、その数時間後に夕飯を全部嘔吐、翌日は朝ほんの少し食べた後全く食べなくなり、その後も何日も元気が戻らず、ワクチンから3日経ってから気が付いたのですが、
ワクチンを打った箇所に、大きな「しこり」が出来ていました。
これは「ワクチン誘発性肉腫」という、
猫特有の怖い副反応の一つです。
これは、その後「線維肉腫」という予後が大変良くないガンに変わる可能性のある肉腫です。癌に移行するのは、ワクチン後4週間から2~3年のようです。
ワクチン10000例に1~10例(データによりかなりバラつきがあるみたいですが)発生するようです。
ちなみに、猫友達の通っている獣医さんでは、この線維肉腫になった猫が数例いるそうです。
コレになると治るということはなく、手術の後少しでも延命という考え方で、それでも数カ月単位の命となるようです。
私はこの肉腫のことを知らなかったのですが、色々と調べて初めて知ることとなりました。
ネットで情報を得ると、いろいろと載っていて、ここ最近増えている副反応のようです。
ワクチンには弱毒性生ワクチンと不活性化ワクチンの2種類があり、後者の添加物として入れられていた「アジュバント」が原因らしいと以前は言われていましたが、
研究が進むにつれ、生ワクチンでも発生している、普通の注射でも発生する例もある、
ということで、アジュバントのみが原因というものではないということが判ってきました。
咲ちゃんはというと、
2回目は不活化ワクチン(アジュバント有り)、3回目は生ワクチン(アジュバント無し)です。
2回目の時は脚に打ったので、正直肉腫が出来ていたかどうか今となってはわかりません。
それは、打った後の脚の皮膚を撫でまわしたりしていないからです。
今回気が付いたのは、今回は肩甲骨の間のちょっと後ろ側に打ったので、撫でる時にいやでも触る場所だからです。
近年、この肉腫が癌に移行したときに手術がしやすいように脚に打つことが多いようです。
なぜなら、肩甲骨付近は大きく部位を切除することが出来ませんが、脚は断脚が出来るからです。
非常に怖い理由ですが、そのために脚(ときにはシッポ)に打つそうです。
気が付いたときの写真です。
毛がかなり盛り上がっていますよね。
触ると硬い大きめのしこりがあります。


もう怖くて辛くて悲しくて、こんなことになるならワクチンなど打たなければよかったと何度も後悔しました…。
毎日毎日いろいろと悩みました。
全体ではワクチンの副反応は1~2%ですが、咲ちゃんではかなりの高確率なのです。
「ワクチンを打たないことで疾患にかかるリスクをとるのか、
ワクチンを打つことによる副反応(線維肉腫が発生する可能性がある)のリスクをとるのか。」
今後、ワクチンをどうしよう…。(-”-;)
2回目のワクチンを打った先生(実は3回のワクチンはそれぞれ打った動物病院が違います)は、
ワクチンの危険性をとてもよく理解されている様で、
「ワクチンは抗体価検査をした後でなければ打ちません。
ワクチンはリスクもありますから、まだ抗体があるのにわざわざ体に悪いワクチンを打つ必要はありません。」
とよくおっしゃっていました。
今後のワクチンは…
この先生に今回の経緯を詳しく説明し、抗体価検査もし、そのうえで打つか打たないか相談して決めようかと思っています。

ワクチンは嫌いでしよ。。
因みに、
ワクチン接種から2週間弱経った今現在の咲ちゃんのしこりの具合は、
初めて発見したときの大きさの10分の1位の大きさまで小さくなっております。
油断は出来ませんが、かなりホッとしています。
1ヶ月くらいで消失するなら心配はないようです。

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「ワクチンのリスク」などに心配のある方、興味のある方は、
こんなの貼っておきますので、読んでみてください。非常に詳しく書いてあります。参考になるかと思います。
「ワクチンについて考える」